小学生からイエモンファン、うにょらーです!(@unyoraaaa4)
今回は、THE YELLOW MONKEYの数ある楽曲の中でも「最高傑作のひとつ」といえるであろう曲を紹介します!
それは、
「峠」

アルバムにのみ収録されているため、一般の認知度は低いこの曲。
更には活動の限界を感じていた頃ということもあって、コアなファンの中には「8」というアルバム自体に苦手意識を持っている方すらいます。
しかし、「峠」に関しては吉井さんが自ら、
30代の僕が作った曲のではベスト3に入る曲
そう公言するほどの曲です!
今回はそんな素晴らしい曲「峠」を歌詞とともに解釈・感想を書いていこうと思います。
- 追憶のマーメイド
- 天国旅行
- Balloon Balloon
こういった曲についても記事を書いています!
THE YELLOW MONKEY「峠」の歌詞
まずは歌詞の確認!
「峠」
作詞:吉井和哉
作曲:吉井和哉
歌:THE YELLOW MONKEY
通り魔のような太陽が
青いセロファンに包まれて
失うものを焼きつくす
砂時計は燃えあがる
大地をめざし
旅立ちは今…
何も気にせずに歩いていかなきゃ
狂気の中でも虹は出ていたから
12年前はどこにいた?
うつむいたまま出会ったね
巨大なモーターのエスカレーター
それに乗り僕らは夢見たね
野獣のように声を殺して
風は強いけど歩いて行かなきゃ
延々
青い陽の中で目指したものを
悲しいだけじゃ始まらないだろう
次の峠まで歩いて行かなきゃ
延々
何もないけれど
君はキレイだよ
あふれてきたのは
愛と呼べるのさ
くらくらしたまま
肩を抱きながら
サビ前までは淡々と進んでいき、サビで感情が爆発。

公式が公開中の「峠 (Remastered)」
私がはじめて聞いたのは小学生の頃。


とか思っていた記憶があります。笑
イエモン「峠」の歌詞について解釈!

バンドとしての活動を悩み、解散を考えていた時期ということもあってか、曲全体から絶望を感じる曲です。

描いていた未来と今

- 太陽が青いセロファンに包まれて
- 青い陽の中で
どちらも目の前や周り全てが「青」になっている・見えるという表現から、
青=青写真(未来の構想)
その中にいると考えました。
自分たちが思い描いていた未来の中に、今いる。

「峠」の解釈
- 峠とは
峠(とうげ)とは、山道を登りつめてそこから下りになる場所。山脈越えの道が通る最も標高が高い地点。
かつて峠はクニ境であり、その先は異郷の地であった。そのため、峠は、これから先の無事を祈り、帰り着いた時の無事を感謝する場所でもあったことから、祠を設けている所が多い。この祠は、異郷の地から悪いものが入り込まないための結界の役割も果たしていたと考えられる。本来の意味から転じて、何らかの物の勢いが最も盛んな時期のことを峠という。
出典:wikipediaより
「峠」の歌詞解釈
何が起こるかわからない世界だったけど、今は思い描いていた未来の中にいる。
でもその世界では、一度なくしてしまったものは全て焼かれ、燃えてしまい返ってくることはない。
自分たちが今まで積み上げてきたものも、焼かれ、燃え始めてしまった。
そんな中でも、前に進まなければいけない。
今、まさに異常な精神状態だけど、約束の徴(しるし)が出ているから
———————————–
グループを結成した頃はどこにいたっけ?
出会った時は、お互い先のことは分からず、うつむいていたね。
大企業のやり方に飲まれ、やりたいことができない・作りたい曲が作れないという、自由がない状態ながらも夢をみていたと思う。
いつか獲物に食らいつくため、声を殺しながら。
———————————–
つねに強い風の中をただひたすら歩かなきゃいけない。
風は、ときには追い風のときもあるけど、大体向かい風だ。
あの頃夢見た世界にたどり着くために。
嘆いているだけじゃ、なにも変わらないから。
———————————–
あの時がピークだったと、そんなことを言わせないために歩き続ける。
気が付いたら、何もかもなくしてきてしまっていたけれど、残っていた曲は今もきれいだ。
こんな状況にあっても、そう思えるなら、それはきっと愛だろう。
限界は近い。
けど、これからもキミと一緒に…
解釈の補足
- 砂時計
→真珠色の革命時代の歌詞「砂時計の悪戯」と考えることもできましたが、ここでは「積み上げてきたもの」と考えました。
- 虹
→キリスト教の中で、「神との契約」「約束の徴」とされていることから「しるし(徴)」としてみました。
- 巨大なモーターのエスカレーター
→メジャーデビュー、事務所所属になったことで企業の方針、戦略などに左右され、やりたいようにできないもどかしさと考えています。
- 君
→当時のメンバーの関係性を考えると、吉井さんの心情的にメンバーを指したとは考えにくいかなと…。
音楽で苦しんできた吉井さんだけど、休止・解散してソロになってからも音楽を作り続けたことからも
「君=作ってきた曲」
上記としました。
30代吉井さんが作った中でベスト3に入る
8のバンドスコア「メンバーによる各曲別アドバイスより」
冒頭にも書きましたが、この曲
「峠」は吉井さんが30代の頃に作った曲の中でベスト3に入る曲です。
このアルバムが発売されたのは2000年。

34歳の時に発表された曲に対して、30代でのベスト3と言い切っている。(※)
※バンドスコア THE YELLOW MONKEY (ザ・イエロー・モンキー)/8 (楽譜)より

曲から受けた印象から考えると、
出来が良かった方
なのかなと思っています。
野獣のように声を殺して
そうやって音楽活動をしてきた中でも、
不満・絶望を含め今の気持ちを曲にぶつけることができた。

そういったことから、30代でべスト3と言ったのかなと考えています!
収録アルバムはこちら!
⇒ THE YELLOW MONKEY(イエモン)の記事まとめ
⇒ イエモンのJAMの歌詞と意味!私はこの曲のおかげで結婚できました
⇒ STONE BUTTERFLYの意味!イエモンのあまり知られていないおすすめ曲
⇒ 追憶のマーメイドのオリジナル歌詞とは?やっぱりイエモンが好き!
⇒ イエモン「プライマル。」歌詞の意味は?ブラブラに聞こえない?
イエモン「峠」歌詞と解釈!30代吉井さんが作った中でベスト3に入るのまとめ
一般からの認知が本当に低い、イエモン「峠」という曲。

しかし、「峠」を作詞・作曲をした吉井さん自身が30代でベスト3と評価しているのです。

「峠」を聞いていただきたい。
そんなきっかけのひとつになれば…と紹介記事を書きました。
吉井さんがこの曲に込めた思いからかけ離れたことを書いている可能性ももちろんありますが、吉井さんが不満・絶望を含め当時の気持ちをぶつけた曲に対して、

ぜひ聞いてみて、あなたの感想も教えて下さい。
それでは、以上で
イエモン「峠」歌詞と解釈!30代吉井さんが作った中でベスト3に入る
についてのまとめを終わります。
イエモンの他の曲の感想、考察もしています!
峠について今回は書き綴ってきましたが、メジャー、マイナー関係なくイエモン関連の曲で


STONE BUTTERFLYの歌詞考察を読んだ
改めて歌詞を読むとなるほどと思う
「銃」はマイクの事を指してるのかなとか思ったりhttps://t.co/IOMSOSJBQK— しびれ (@108san___) 2019年1月5日
そう思っていただけるように更新していますので、ぜひご覧ください!

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