どうも、うにょらーです!(@unyoraaaa4)
私の愛するTHE YELLOW MONKEYにおいて、一般認知と人気がある曲の代表格
「追憶のマーメイド」
ファンにとっては曲の良さではもちろん、売れるための曲を作らされていた時期のため吉井さん本人はあまり好きではないということでも有名な曲です。
私はというと…

そんな「追憶のマーメイド」ですが、
追憶のマーメイドオリジナルバージョン(歌詞)
があることをあなたはご存知ですか?

- 歌詞の紹介および考察
- 収録アルバム

- JAM
- 天国旅行
- 天道虫とメロメ
- Balloon Balloon
こういった曲についても記事を書いています!
THE YELLOW MONKEY「追憶のマーメイド」の通常版の歌詞
オリジナル版を知る前に、通常版の歌詞をおさらい!
「追憶のマーメイド」
作詞、作曲:吉井和哉
唄:THE YELLOW MONKEY
空が太陽を抱きまどろむ君は僕に
しつこいほどディープなキスをせがみ
“ねえ あたしは誰よりもあなたを愛してる”と
僕より残酷な歌を歌う
はかない人魚のように夜が明けたら
海の中消えてゆく Ah
Ah 僕はまだ若さを裏切る事できずに
君の中に咲いた欲望だけ見た
やわらか乱れ髪に指をからめて
泳いでく誘惑の海に
まぶしい身体にこの胸を焦がして
溺れてくどこまでも時を止めたまま
海より激しく苦しいこの恋よ
追憶のマーメイド Forever
夕闇せまり最後の夜が明けたら
泳いでく静寂の海に
Ah まぶしい笑顔にこの胸を焦がして
溺れてくどこまでも強く抱いたまま
海より深くて苦しいこの恋よ
二人は記憶に永遠のカギをかけ
さよなら真夏に燃えて終る恋よ
追憶のマーメイド Forever
Ah… Ah… Ah…

幼少の頃よりイエモンをずーっと聞いてきましたが、この曲を思春期に聞いたとき、改めて「おお!」と思った思い出があります。

THE YELLOW MONKEY「追憶のマーメイド」のオリジナルバージョンの歌詞
「THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (初回生産限定盤)」にのみ収録
「追憶のマーメイド -Original Version- 」
作詞、作曲:吉井和哉
唄:THE YELLOW MONKEY
雲が太陽を消しまどろむ君を抱いて
しつこいほどディープなキスを交わす
僕はまだ若さを裏切ることできずに
君の中に咲いた欲望だけ見た
儚い人魚のような白い身体を
震わせて泣いている
「ねえ あたしは誰よりもあなたを愛してる」と
僕より残酷な唄を唱う
やわらか乱れ髪に指をからめて
泳いでく誘惑の海に
涙ですべてを濡らし愛しながら
溶けていくなにもかも色褪せないまま
涙ですべてを幻に変えよう
追憶のマーメイドForever
夕闇せまり最後の夜が明けたら
泳いでく静寂の海に
涙ですべてを濡らし愛しながら
堕ちてゆく何もかも時を止めたまま
涙でこの世を幻に変えよう
二人の記憶に永遠の鍵をかけ
涙で涙で傷を癒しながら
追憶のマーメイドForever
2004年の12月に発売されたベストアルバム「THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST」
その中でも初回限定盤にのみついてくるDISC3に収録されている追憶のマーメイドオリジナルバージョン。
いかがですか…?

売れる曲としてではなく、吉井さんが書き上げた時のバージョン!
このバージョンは、初回限定版を買ってくれるような、コアなファンだけ聞いてくれればいい。
そういうメッセージすら感じてしまいます!
実際の演奏などについても通常版に比べ重くなっている為、「THE YELLOW MONKEY」「吉井和哉」のファンにこそ聞いていただきたい曲だと思ってます!
追憶のマーメイドオリジナル版歌詞の意味・内容について考察
通常版は「ひと夏の恋」、オリジナル版は「危うい女性との愛」

男は本気になりそうだが、女は完全に「ひと夏の恋」と割り切っている。
だから、
“ねえ あたしは誰よりもあなたを愛してる”と
僕より残酷な歌を歌う
からかうように愛をささやくだけで、全く本気にはなってくれない。
なのに、その魔性な魅力にどんどんハマって、本気になってしまう男。

そのイメージでいくと、
夕闇せまり最後の夜が明けたら
泳いでく静寂の海に
の部分も、単純な恋の終わり。

それに比べて、オリジナル版は重い。
追憶のマーメイドオリジナル版は「危うい女性との愛」という印象。
始まりから、
雲が太陽を消し
と不穏な雰囲気を隠そうともしない。
儚い人魚のような 白い身体を
震わせて 泣いている
「ねえ あたしは誰よりもあなたを愛してる」と
僕より残酷な唄を唱う
この部分で確信に触れていると感じました。
そんなイメージです。

そのイメージのまま考えていくと、
夕闇せまり最後の夜が明けたら
泳いでく静寂の海に

通常版では追いかける側だった男の立場が一転しており、
すがるように、追い込むように愛を求めてくる女。
文字通り、男の他には何もいらないと、愛してくれないのならもう生きている意味すらないという程の重い愛。

- 若さを裏切ることができず一緒にいくことを選ばない男
- 最後の夜が明けて、ひとり海に向かっていく女
誰よりも愛していると伝えることが、ともにいこうということを求めていることと同じ。
若さを裏切れず一緒にいくことを選ばない男にとって、女はひとりでいくと迫っていることから、残酷な唄となる。

確かに当時の「LOVE COMMUNICATION」のキャッチーな感じで売れ始めていた状況を考えると、レコード会社・レーベルは書き直させるはずです。
しかし、イチファンとしてはどっちも好きです!
- 通常版の「ひと夏の恋」に溺れ、嘆く男性
- オリジナル版の「危うい女性との愛」にゆれる男性
どちらも、女々しさがにじみ出てて好き。
こういっては身もふたもありませんが、どちらも吉井さんだからこそ書ける曲・バランスだと感じます。

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追憶のマーメイドのオリジナル歌詞とは?やっぱりイエモンが好き!のまとめ
追憶のマーメイド -Original Version- を知らなかった方も多いのではないでしょうか。
万人に受け入れられるために書き直されたこの曲。
「1位を狙いにいく」と決めたTHE YELLOW MONKEYだが、心境は複雑。
狙い通りヒットしたが、本当に自分がやりたい曲なのか…
そんな背景を知っていても、やっぱり好きなものは好きです。
私はこれからも追憶のマーメイドを好きでいます!

それでは、以上で
追憶のマーメイドのオリジナル歌詞とは?やっぱりイエモンが好き!
についてのまとめを終わります。
イエモンの他の曲の感想、考察もしています!
追憶のマーメイド(オリジナル)について今回は書き綴ってきましたが、メジャー、マイナー関係なくイエモン関連の曲で


STONE BUTTERFLYの歌詞考察を読んだ
改めて歌詞を読むとなるほどと思う
「銃」はマイクの事を指してるのかなとか思ったりhttps://t.co/IOMSOSJBQK— しびれ (@108san___) 2019年1月5日
そう思っていただけるように更新していますので、ぜひご覧ください!

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