SWEET CANDY RAIN
曲名にSWEETとついていると、何かものすごくバラ色の甘々な恋愛ものの曲を想像するのは私だけでしょうか…?
しかし、この「SWEET CANDY RAIN」は他のYOSHII LOVINSONの曲」の例に漏れず、
過去の自分の行いをひどく後悔する女性の歌
そんな「SWEET CANDY RAIN」を、後悔しかないような人生を送っている私が紹介・解釈してみます。
SWEET CANDY RAIN
曲名にSWEETとついていると、何かものすごくバラ色の甘々な恋愛ものの曲を想像するのは私だけでしょうか…?
しかし、この「SWEET CANDY RAIN」は他のYOSHII LOVINSONの曲」の例に漏れず、
過去の自分の行いをひどく後悔する女性の歌
そんな「SWEET CANDY RAIN」を、後悔しかないような人生を送っている私が紹介・解釈してみます。
吉井さんソロ・THE YELLOW MONKEY含め記事を書いています!
SWEET CANDY RAIN
作詞 YOSHII LOVINSON
作曲 YOSHII LOVINSON
唄 YOSHII LOVINSONSHE WAS CRAZY AND YOUNG
SHE WAS HARDCORE
無くしたパラソル
ずぶ濡れだし 滑りやすい
ジャンクいい
丘の上街には街灯
灯りあったかそう
みんな帰りたい
ほんとはもうSO SHE WAS CRAZY
辺りはもう
SWEET CANDY RAIN が降り
救いだった神にすらもう
SAY G00D BYE SAY G00D BYE SAY、、むかしむかし死んだ父さんと遊んだ
雪の東京は寒いロシアのような ハンマートーン
みんな帰りたい
ほんとはもう忘れ去った人たちの新雪降り出し
「ありがとうありがとう
私に流れた色んな人たちの血」SO SHE WAS CRAZY
まぼろしの
SWEET CANDY RAIN は止み
救いだった神にすらもう
SAY G00D BYE SAY GOOD BYE SAYもう誰のせいにもしないって
SWEET CANDY RAINは、YOSHII LOVINSONの2枚目のシングル。
2004年1月9日発売
曲名の「SWEET CANDY RAIN」に特に意味はないと、曲発売当時の雑誌で吉井さんが語っていた気がします。
それでも、私個人としては
流されるまま、求められるまま生きてきた少女。
狂っているとしか表現しようのない生活。
そんな少女も成長し、自分がいかに異常な生活をしていたかということを思い知る。
後悔先に立たずとはよく言ったもので、人並みの生活、人並みの幸せなどを手に入れることはもちろん、願うことすら許されない。
誰だってそんな状況はイヤに決まっている。
こんな状況から救い出してくれると言い、思いを寄せた人もいる。
だけど、そんな人だからこそ離れなければならない。
凍えそうな寒さの中、何でもないと思っていた日常、今思えば本当に幸せだったと思う日々を思い出す。
あの日に帰れたらどれだけ幸せだろうか。
こんな時はたいてい過去に自分を諫めてくれた人々のことを思い出す。
それでも、それでも今自分は生きている。
自分を生んでくれた両親、そのまた両親。
自分が誕生するまでのすべての系譜。
過去に自分が過ちを犯し、関係を持った数多の人間。
それらすべてが糧となって、今の自分を作り上げている。
そんな自分のことを否定するのは、もう終わりにすべきなのだろう。
やっとそう思えるようにもなった。
不思議と自分を苛んでいた雨が止んだ気がする。
すべてを抱えて、これからも生きる。
—————
人間だれしも後悔することのひとつやふたつあるものでしょう。
その後悔することの原因が自分にあるのか他人にあるのかは別にして。
私はココでも書きましたが、褒められた人生を歩んできていないので後悔することばかりです。
それでも、この女性は自らの足で立ち上がり、また生きていくことを決意している。
追い込まれ、グループの活動を休止するほどだった吉井さんがソロとして自分を追い込んだ業界で生きていくことを決意したこととダブる曲です。
解釈が難しい単語ではありますが、以下のすべての意味を少しずつ表現しているのかなと考えています。
ポールマッカートニーの曲からは、過去の思い出(栄光)がガラクタに見えてしまうような心情を。
アメリカのスラングからは、過去の馬鹿だった、狂っていた自分を端的に表現する言葉として。
映画からは、この映画が
解剖、処刑、事故、屠殺といった「死」の風景ばかりを扱うのが特徴
Wikipediaより
すぐ傍らにいる「死」というものを表現するため。
これらの意味を持たせつつも、諦観しはじめていたため少女が投げやりに吐いた言葉として「ジャンク」という単語を当てはめたように思います。
上の歌詞解釈でも書きましたが、少女から女性になった彼女がおかれている状況から救い出してくれると言い、彼女が本気で思いを寄せた人をさしていると思う。
人間、本気で追い込まれたときに手を差し伸べてくれる人のことは「神」と感じてしまいがちですから。
(私の主観および経験談)
ハンマーで小刻みに叩いて出来る小さなくぼみを付ける仕上げ方法。似た効果を出す塗装もある。
雪がものすごい勢いで打ち付けてくる様子かなと。
寒くて凍えそうな状況。
マッチ売りの少女の最後に近い状況かなと…。
単純に考えれば「親切」。
だけど、
こういったことを表現しているのかなと。
吉井さんが暗黒ともいえる精神状態にいたと思われる際に作られた曲だけあって、
そんな曲となっています。
2018年に公開されたMV(ロングバージョン)は一本の映画かのような仕上がりになっており、
そんなくらい雰囲気とは裏腹に、登場する主人公の女性は最後には自らの足で立ち上がり、生きる決意をする。
そして、吉井さん自身がソロとして活動していくことをこの歌詞に重ね合わせていたと当時音楽雑誌に記載があったと思います。
スティルアライヴについて今回は書き綴ってきましたが、メジャー、マイナー関係なくイエモン関連の曲で
そう思っていただけるように更新していますので、ぜひご覧ください!
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