吉井和哉(ソロ)で発売した曲の中でも、屈指でかっこいい曲
煩悩コントロール
煩悩コントロールはいつ聞いてもかっこいいなぁ(´-` )
— うにょらー@モンキー好きの父ちゃん (@unyoraaaa4) July 10, 2020
このページでは、そんな煩悩コントロールの中でも、
って感じのラップ部分に焦点をあてて書いていきたいと思います。
- JAM
- 追憶のマーメイド
- 天国旅行
- Horizon
吉井さんソロ・THE YELLOW MONKEY含め記事を書いています!
吉井和哉「煩悩コントロール」の歌詞
煩悩コントロール
作詞 吉井和哉
作曲 吉井和哉
唄 吉井和哉見えないコントローラーに繋がれ
僕らはまた出会った
空から垂れてる
無数の神の糸寝ても覚めても君のことを求めてしまうんだ
109に増えてしまった煩悩さあ
また一人でこの夜を越えるのか
手を繋いで
何処までも行けたなら
破れていた心はいつかはきっと塞がるよ
僕のすべてをコントロールしていいよ青い龍が空を駆け抜け
僕に約束させる
「これでもう最後にするならいい」さあ
嵐の中で見つけた金属は
また新しい扉を開く鍵
忘れていた願いはいつかはきっと叶うもの
ならばすべてをコントロールしていいよ▲
すべてを渡され僕らは生まれてきた
すべてをクリアして心の声を聞け残りのひとつはコントロール
なぜ急いでここから出たいんだ
未来の音で目覚めてしまったから
だからすぐに向かおう
誰かが呼び止めても
僕のすべてはコントロールできないよ
煩悩コントロール自体は、2012年2月15日にデジタルシングルとして発売された曲で、アルバム「18」に収録されています。
さらにはPlayStation3のゲームソフト「バイナリー ドメイン」というゲームのテーマソングとしてタイアップ。
そんな煩悩コントロールのラップ部分についてです。
「煩悩コントロール」の歌詞(ラップ)について解説
まずは何と歌っているかについてですが、
愛別離苦(あいべつりく)
怨憎会苦(おんぞうえく)
求不得苦(ぐふとくく)
五蘊盛苦(ごうんじょうく)
「煩悩」というキーワードからお察しのことと思いますが、
ちなみに上記の語句を一言で表すと「四苦八苦」です。
仏教にでてくる「四苦八苦」
一般的に使われる「四苦八苦」は、「非常に苦労すること・たいへんな苦しみ」という意味で使われます。
しかし、仏教の言葉としてはもっと具体的な苦しみについて説いています
- 生
- 老
- 病
- 死
生まれることの苦しみ
老いること、衰退していくことに対しての苦しみ
病、またそれによる痛みに対する苦しみ
死ぬこと、またその恐怖に対する苦しみ
人間というのは、生まれることも死ぬことも苦しみに満ちているということですね。
さらにはその間に老いるは病になって辛いはと散々です。
残る四苦(上のと合わせて八苦)
愛する人や物との耐え難い別れの苦しみ
怨んだり憎んだりする相手と会わなければならない苦しみ
希い、欲しいと思っているものが手に入らない苦しみ
存在する(生きている)ことで生じる苦しみ
これらを合わせて八苦となります。
「五蘊」は辞書にこのように書かれています。
《「蘊」は、梵skandhaの訳。五つの積集の意》仏語。存在を構成する五つの要素。すなわち、物質的、身体的なものとしての色蘊(しきうん)、感覚作用としての受蘊、表象作用としての想蘊、意志・欲求などの心作用としての行蘊(ぎょううん)、対象を識別する作用としての識蘊。五陰(ごおん)。
出典 小学館デジタル大辞泉
仏教用語。五陰 (ごおん) ともいう。物質・精神より成る人間存在の5つの局面または構成要素。第1は色蘊。五根,五境など物質的なもののことで,人間についてみれば,身体ならびに環境にあたる。第2は受蘊。対象に対して事物を感受する心の作用のこと。第3は想蘊。対象に対して事物の像をとる作用。第4は行蘊。対象に対する意志やその他の心の作用のこと。これら3つの心作用は,心王所有の法あるいは心所といわれる。第5は識蘊。対象を了別識知する心そのもの。識蘊は心自体のことであるから,心王と呼ばれる。仏教では,あらゆる因縁に応じて五蘊がかりに集って,すべての事物が成立しているから,五蘊仮和合,五蘊皆空と説かれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
あとは参考にwikipedia⇒五蘊盛苦
私にも完全に理解することはできなかったので、私の考え・認識をお伝えしておくと、
「人」という存在を成立させるための、肉体(体、五感、)と精神(心、自我)すべて
そうとらえています。
結局のところ人生なんて、五蘊盛苦(ごうんじょうく)
愛別離苦(あいべつりく)
怨憎会苦(おんぞうえく)
求不得苦(ぐふとくく)
五蘊盛苦(ごうんじょうく)
そんな四苦八苦で説かれていることをまとめると、
そもそも生まれること自体が苦しみで、歳を重ねるごとに衰えていくことも苦しみ。
生きていく中で人を好きになっても別れがくることも、嫌いな人と顔をあわせなければいけないことも苦しみ。
欲しいものは手に入らないし、したいことは叶わない。
なのに病気にはなって苦しみ、最後は死という超級の苦しみが待っている。
そんな、どんな時代に生きていようが、どこで暮らしていようが避けようのない苦しみを8つにまとめて説いている仏教の教えが「四苦八苦」です。
「煩悩コントロール」の歌詞(ラップ)の内容について解説!【吉井和哉】のまとめ
- 煩悩コントロールのラップ部分で歌われているのは以下
- 生・老・病・死
- 愛別離苦(あいべつりく)
- 怨憎会苦(おんぞうえく)
- 求不得苦(ぐふとくく)
- 五蘊盛苦(ごうんじょうく)
- 歌詞の要約としては四苦八苦
- 人間として生きることはほぼすべて苦しみということ
ただひたすらにかっこいい「煩悩コントロール」ですが、何気ない歌詞が実は深い意味を持っています。
この四苦八苦について調べていたら、煩悩の数は108とは限らないということを知ったりしたので、そういったことについても書けたらいいな…
もしよろしければ今後もお付き合いください!
イエモンの他の曲の感想、考察もしています!
吉井和哉さんのソロ曲「煩悩コントロール」について今回は書き綴ってきましたが、メジャー、マイナー関係なくイエローモンキー関連の曲で
そう思っていただけるように更新していますので、ぜひご覧ください!
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